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病気・体のトラブル

歯磨き嫌いな犬におすすめの歯周病対策

2019年1月22日

歯周病は犬の身近な病気の一つです。

 

歯周病がおそろしい理由は、口腔内のトラブルにとどまらず、重篤化すると内蔵疾患や骨のトラブルに発展する可能性があることです。

 

近年、飼い犬の平均寿命が伸びるとともに発症率も高くなっている病気ですから日頃のケアをおこなって予防しましょう。

 

歯周病の症状とは?

犬のデンタルケアイメージ

歯周病はおもに歯垢や歯石によって歯茎が腫れる歯肉炎と、歯茎と歯の隙間のポケットで細菌が増殖し炎症が起きる歯周炎(膿がたまると歯槽膿漏)に分類されます。

 

症状には次のようなものがあります。

  • 歯茎の腫れ・出血
  • 強い口臭
  • 歯肉が溶ける
  • 歯のぐらつき、歯抜け
  • 歯茎や歯の根元の痛み
  • 膿性鼻汁

 

そして歯周病が更に進行すると口腔内の細菌が全身をめぐり、心臓や肝臓、腎臓などの内臓疾患の引き金となったり歯の根本の顎の骨が溶けて脆くなり、皮膚に穴が開く顎が骨折するといった命に関わるような病気を引き起こします。

関連記事⇒気づいた時には重症化!シニア犬の肝臓病予防方法

 

シニア犬は歯周病になりやすい?

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 若い成犬に比べてシニア犬は歯周病になりやすいと考えられます。

 

それは歯垢や歯石の蓄積期間が長いこともありますが、年令とともに体内のカルシウムが減少することや抵抗力が落ちてくることも原因です。

 

すでに強い口臭があったり、歯や歯茎の色に異常がある場合は歯周病が進行している場合があります。

 

犬は痛みに耐えようとするため、重症化するまで痛がる様子を見せませんから元気そうな様子でも一度病院で診察してもらいましょう。

 

歯磨き嫌いの愛犬の歯周病を予防するには?

歯周病予防に最も効果的なのはやはり歯磨きです。

 

歯磨きが嫌いなわんちゃんは多いですよね。

 

子犬のうちならまだしも、何年も生きてきた中で歯磨きの習慣がないのなら身につけさせるのは非常に大変だと思います。

 

しかし、年齢とともに歯周病のリスクは増すわけですから成犬になっても歯磨きにチャレンジして頂けたらと思います。

 

失敗しない?歯磨きトレーニング法

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歯磨きが苦手と言っても、その理由は犬によってさまざまです。

 

  1. 口を触られるのが嫌い
  2. 口の中に異物を入れられるのが嫌い
  3. 歯を触られるのが嫌い
  4. 歯をこすられるのが嫌い
  5. 歯ブラシの感触が嫌い

 

これらの段階のいずれかに恐怖心を持っているはずです。

 

上記は1→5の順番でレベルが高くなっていきます。

 

愛犬がどの段階で嫌がっているかを見極めながら以下のように段階を踏んで歯磨きに挑戦してみましょう。

 

  1. 口周りに触れる・撫でる
  2. 口の中に指を入れる
  3. 歯の外側を添わせるように指を奥まで入れる
  4. 指にガーゼを巻いたり歯みがきシートで歯をこする
  5. 歯ブラシに置き換えて前歯から徐々にこする

 

まず1を何日も行い慣れたら2にというように地道に進みましょう。

(一日で行うのは無謀です。)

 

もし少しでも嫌がるのならすぐにやめてください。

 

そして次の日はまた1段階戻して、ゆっくりと慣らしてあげてくださいね。

 

歯ブラシに慣れなければガーゼ歯磨きでも効果はあります。

 

ガーゼに身構えるようなら湿らせた軍手で代用可能です。

 

また、犬が喜ぶ風味付けをした歯磨き粉を利用するのもおすすめです。

 

どうしても歯磨きが無理なわんこにオススメの歯周病対策

上記の歯磨きトレーニングを根気強くやってみてそれでも無理だったのなら歯磨きアイテムを利用しましょう。

 

歯磨きガム

歯磨きガムイメージ

歯垢をからめやすい形に成型したガムや、ある程度の硬さのある干し肉、筋などには歯垢除去効果があります。

 

商品説明に「歯磨き」や「お口ケア」などの文言があるおやつを選ぶと良いでしょう。

 

ただし歯磨きガムは与え方によっては効果を得られない場合もありますし、原材料によっては歯を痛めたり、消化しづらい場合もあるので、特に高齢犬の場合は選び方に注意が必要です。

 

関連記事⇒歯磨きガムの効果を発揮する方法

 

おもちゃ

歯磨きおもちゃイメージ

歯磨き用として売られているものもありますが、ロープやぬいぐるみなど、歯が食い込むおもちゃも歯垢除去を期待できます。

 

しかしおもちゃには、犬の気分次第で利用頻度も変わるという欠点も。

 

また、おもちゃを利用するさいはこまめに洗って清潔を心がけましょう。

 

 

食用の歯磨きサプリメント

乳酸菌などを含んだ歯磨きサプリメントを食べさせる方法です。

 

歯磨きが苦手でもごはんにふりかけるだけで簡単に栄養を摂取できます。

 

歯磨きサプリは商品によって成分がさまざまなのですが、口腔ケア以外にも腸内環境を整える栄養を含むものも多いため健康維持にも役立ちます。

⇒1ヶ月で愛犬の口臭が消えたびっくりサプリメント

 

ただし、サプリメントをかけていてもフードが柔らかかったり、おやつが多かったりすると歯垢が溜まりやすいままなので、サプリメントを利用する場合はおもちゃなどを併用することをオススメします。

 

スプレー歯磨き

口に1~2回スプレーを噴射するだけで歯磨きの効果を得られる救世主的存在。

 

スプレーを怖がる場合は慣れる期間が必要ですが慣れてしまえば一番お手軽ですね。

 

スプレー歯磨きは歯垢・歯石除去だけでなく口臭予防にも効果があります。

 

とはいえ、商品によってクオリティーも違うし相性もありますから、商品が合わなければ効果が無いなんていう可能性もあります。

⇒口臭対策スプレーを効果的に使う方法とは?

歯垢を溜めないために避けるべき食品は? 

歯周病対策にはこのような食べ物を与えないことが有効です。

  • ビスケットなどの柔らかいおやつ
  • やわらかいウェットフード

 

 柔らかい食べ物を食べると食べかすが口に残りやすくなるため歯垢が溜まりやすくなります。 

 

また穀類やでんぷん質を多く含む食べ物は歯にくっつきやすいので注意が必要です。

 

もし高齢犬で柔らかいフードしか食べられないなら、食後にシリンジやスポイトなどに水を入れて口に注ぎ、簡易的なうがいをするといいでしょう。

 

 

 

 

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