犬の褥瘡(床ずれ)に最適な湿潤療法はラップではなく〇〇を使う

床ずれ褥瘡-パッドによる湿潤療法② 病気・体のトラブル

愛犬が寝たきりになると悩まいいのが

褥瘡(じょくそう)いわゆる床ずれです。

 

頻繁に寝返りを打たせていても、

たった半日お世話できないだけで

あっという間に床ずれになってしまいますよね。

 

床ずれはいかに予防するかが大切ですが、

一度できてしまったものは

いかに早くきれいに治すかが大切です。

 

寝たきり犬の褥瘡(床ずれ)をきれいに治す方法

寝たきり犬の床ずれ(褥瘡)治療方法

床ずれを消毒していませんか?

寝たきりで寝返りが打てない体力の衰えた犬に

床ずれはできてしまいます。

⇒高反発マットレスは高齢犬に負担が掛かるって本当?

 

抵抗力が無い老犬が

床ずれに負けてしまうのではないか?

と心配になりますよね。

 

ですが、愛犬の抵抗力が衰えているからと言って

殺菌消毒で床ずれを治そうとしてはいけません。

 

消毒液は悪い菌を殺す反面

治そうとするいい菌まで殺してしまうからです。

(医師の判断により例外もあります)

 

床ずれを自己流で治そうとしないよう

気をつけましょう。

 

関連:高齢犬の床ずれをできにくくする予防法は?

床ずれの治療の基本は湿潤療法

床ずれの治療には湿潤療法が用いられます。

 

湿潤療法とは字の如くで、

傷口を乾かさずに傷口から分泌される

浸出液の力で治癒する方法です。

 

最近ではドラッグストアで見かける

キズパワーパッドなども、

人間の傷をすばやく治す湿潤療法のアイテムです。

ラップの湿潤療法はもう古い?!

ラップを利用した湿潤療法のデメリット

犬の床ずれの治療法として代表的なものの一つが

ラップ療法です。

 

傷口にワセリンを塗り、食品ラップで覆います。

 

しかし、現在ではラップ療法が

最も推奨される治療法ではなくなっています。

 

というのも、食品ラップは通気性がかなり低いため、

湿潤効果は高いものの、雑菌がものすごく繁殖しやすい

環境を作ってしまうからです。

 

雑菌の増殖は感染症や敗血症性ショックを

起こしかねないため注意しないといけません。

 

そのため最近では、後述のパッドを用いた方法を

勧める医師が増えています。

 

パッドを使った最新湿潤療法の方法

パッドとは、ペットシーツや

生理用ナプキン等の吸水性の紙パットのことです。

 

吸水性があることで、

傷口から溢れた分泌液を適度に吸い取ってくれるため、

適度な湿り気を維持できます。

 

<用意するもの>

  • 白色ワセリン
  • ペットシーツまたは生理用ナプキン等の吸水パット
  • 穴あき台所用水切り袋
  • サージカルテープ
  • 水の入った霧吹きまたはペットボトル
  • キッチンペーパーや清潔なガーゼ

 

床ずれ湿潤療法<手順1>床ずれパッドを作る

床ずれ褥瘡-パッドによる湿潤療法①

  1. ペットシートや生理用ナプキンを褥瘡が余裕にカバーできる大きさにカットする
  2. カットした①を水切り袋に入れる
  3. ①の大きさに合わせて水切り袋を折り、テープで止める(患部に当たらない面に折り込んでください)ヒートシーラーで封をする方がなお良いです。

これで特製傷あてパッドが出来上がりました。

 

床ずれ湿潤療法<手順2>褥瘡の表面を洗う

床ずれ褥瘡-パッドによる湿潤療法②

霧吹きやペットボトルを使って

床ずれになっている部分を水で洗います。

 

表面の汚れを落ちたら、

キッチンペーパーなどで優しく水気を拭き取ります。

 

長毛の犬種は汚れを洗う前に

患部の周りの毛をカットすると

よりお手入れがしやすくなります。

 

また、わんちゃんの体の下に

ペットシートを敷いておくと、

汚れを気にせずに処置できますよ。

 

床ずれ湿潤療法<手順3>白色ワセリンを塗る

床ずれ褥瘡-パッドによる湿潤療法③

次に白色ワセリンを床ずれ部分に軽く塗ります。

 

乾燥防止のためにまんべんなく塗ってください。

 

床ずれ湿潤療法<手順4>床ずれパッドで保護する

床ずれ褥瘡-パッドによる湿潤療法④

①の床ずれパッドを褥瘡にあてがいテープで固定します。

この時のテープは肌に負担の少ない

サージカルテープを使用しましょう。

(ドラッグストアで入手できます)

 

また、ワセリンの上にテープを貼ると

大変剥がれやすいので、

パッドの大きさにはゆとりを持ってください。

 

大きな床ずれや悪化する床ずれは病院へ

上記の湿潤療法で効果が見られない場合や、

広範囲にわたる床ずれの場合は

医師に治療してもらいましょう。

 

治療に時間がかかるような重い症状の場合

自宅の湿潤療法では不十分なこともあります。

 

治癒に時間がかかるということは

その分、感染症などのリスクも増える

ということですから、

放っておけば治ると思わずに

専門家の判断に従ってください。

 

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