気づいた時には重症化!シニア犬の肝臓病予防方法

犬の恐ろしい病気の一つが肝臓病です。

肝臓病はどんな犬種にもかかるリスクがあり、

症状が現れる頃にはかなり重症化している怖い病気なんです。

しかし、生活を改善すれば予防できるので

正しい知識を持って対策しましょう。

犬の肝臓病ってどんな病気?

犬の肝臓病予防

肝臓病とはその名の通り、肝臓が正常に働かなくなり、

それにより体に様々な症状が現れる病気です。

肝臓は超重要な臓器です

肝臓は臓器の中でもバイプレーヤーで、

様々な役割を担っています。

  • 栄養を体で使える形に変えて貯蔵する。
  • 栄養を分解しエネルギーを生産する。
  • 薬物や老廃物などの毒素を解毒する。
  • 消化に必要な胆汁を製造する。

文字では簡単に書けてしまうので分かりづらいかもしれませんが、

言わば肝臓は体外から取り込まれた、ありとあらゆる物質の

フィルターとなり、良いもの悪いものを仕分けして

それぞれを都合のいい形に作り変える多忙な臓器なんです。

それゆえ、肝臓が正常に働かなくなると

全身に悪影響が及んでしまいます。

肝臓病の症状

肝臓病になると以下の症状が現れます。

  • 全身の倦怠感・元気がなくなる
  • 嘔吐
  • 水をよく飲み多尿になる
  • 目や歯茎、皮膚に黄疸が出る
  • 食欲減退
  • 痩せる
  • 腹水がたまる
  • 肝性脳症
  • 肝硬変

肝臓病の早期発見が難しい理由とは?

体調不良の犬

肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、

肝臓病の早期発見は難しいとされています。

「あれ?」と感じる何かしらの不調が現れたときには

すでに症状がだいぶ進行している場合が多いんです。

ちなみに犬の死因のうち8.1%が肝臓関係の病気(胆嚢・膵臓含む)

であるのに対し、同病気の受診率は5%台というのも

発見の遅さを物語っています。(家庭どうぶつ白書2017年調べ)

ではなぜ重症化しないと症状が出ないのかというと、

肝臓が変えが効かない重要な臓器だからです。

少しのトラブルぐらいで音を上げてしまうと

他の全臓器・器官の働きに支障をきたすため、

辛くても我慢するんです。

肝臓の4/5ぐらいが正常機能を失っても必死で働きます。

そして「もう無理~」と声を上げた時に始めて

何かしらの症状が出てくるわけです。

シニア犬は肝臓病になりやすい?

体調不良の犬

肝臓病には先天的な体質によるもの、

犬種の特性によるもの(ベドリントン・テリア等)、

感染症によるものなどの多様な原因がありますが、

肥満や、食生活・生活環境が原因の場合が多いようです。

ということは、必然的にシニア犬・高齢犬の

発症リスクは高まります。

シニア犬は代謝が落ちて太りやすくなりますし、

(関連→シニア犬の代謝をアップする簡単な方法

年齢とともに生活環境の影響が積み重なっているからです。

またシニア犬の場合、元気がなくなる・食欲低下という症状を

加齢によるものだと判断して見過ごしがちなのも

重症化する要因と言えるでしょう。

肝臓病は予防しやすい病気

肝臓病はなかなか気づけない怖い病気ではありますが、

同時に予防しやすい病気でもあるんです。

というのも肝臓は再生機能の高い臓器であるため、

少し異常があるような場合でも対策をすれば

正常な状態に回復してくれるからです。

なので、まだ肝臓病らしい症状が現れていないシニア犬は

今のうちから予防対策をしておくことが大切です。

まずは血液検査で現状を知りましょう

動物病院で検査

日々の予防対策は大切ですが、それと同じように

大切なのが、愛犬の健康状態を把握しておくこと。

肝臓の状態は血液検査である程度把握できます。

シニアになったら半年に1回程度は血液検査で

肝臓の数値を調べてもらうことをおすすめします。

シニア犬の肝臓病予防対策

肝臓病は運動・食事が適切にできていれば防げます。

適度な運動

シニア犬は運動量が減ることで肥満のリスクが増えます。

以前のような運動量はこなせないにしても

現時点でできる範囲の運動を行いましょう。

運動を行うことで代謝が上がり免疫力もアップします。

以下ではシニア犬にオススメの散歩や遊びの方法を

ご紹介しています。

↓↓↓

シニア犬の代謝を上げるために今日から実践できる方法

歯周病ケア

犬の口腔ケア

口臭が強いわんちゃんは特に注意です。

歯周病は年々進行していきますから

ケアを怠らないようにしましょう。

歯周病のわんちゃんの口内にはあらゆる細菌がいます。

つまり歯周病のわんちゃんは絶えず口から体内に

悪い菌を入れているということです。

歯磨き等の口内ケアを行うことで

肝臓に悪影響を与える菌などを

体内に侵入させるのを防げます。

バランスの良い食事

食事の見直しは肝臓病予防に最も有効といえます。

良質なタンパク質

良質なタンパク質

良質なタンパク質とはできるだけ消化に負担を掛けない

タンパク質のことです。

肝臓病予防には脂肪分が少ないこともポイントです。

肉類ですと馬肉や鹿肉が良いと言われていますが

他のフードがダメだというわけではありません。

ドックフードの中でもカサ増し食材である

小麦やコーンなどの穀類が含まれない又は

最低限しか入っていないフードは動物性タンパク質の

割合が高いので消化吸収の負担が軽くなります。

また、納豆は植物性ですが消化吸収に良いため

タンパク源としてオススメです。

発酵食なので腸の活動を促してくれますしね。

納豆はひき割りのものをドッグフードに

適量トッピングしてあげましょう。

ネバネバや匂いに抵抗があるわんちゃんには

フリーズドライのものを利用するのがオススメです。

無添加フード

添加物が多く配合されたフードは

わんちゃんの体にいいものではありません。

無添加のフードが最高ですが、少なくとも

最低限の保存料や天然由来の添加物を使用している

フードに限定しましょう。

おやつはやめる

おやつをやめる

おやつにジャーキーや乾燥肉などを与えていた方は

とくに要注意です。

市販のジャーキー類には添加物や脂肪が多く含まれているため

肝臓に負担を掛けてしまいます。

おやつを止めただけで肝臓の数値が劇的に改善した

という例は少なくありません。

おやつが習慣となっているわんちゃんには辛いところですが、

食生活改善のため、ジャーキー類に限らずおやつを

お休みしてみてはいかがでしょうか。

休肝日

肥満体型のわんちゃんやいつも食べていたという

わんちゃんに試してもらいたい方法です。

時々休肝日を作って体内に溜まっている毒素を

ごそっと排出しましょう。

休肝日と言ってもお酒を経つわけでも

絶食するわけでもありません。

一食を肉や野菜で出汁を取ったスープなど

消化の良い食べ物に置き換えてみましょう。

薬の投与は慎重に

肝臓病のリスクは意外な場所にも潜んでいます。

これは過去の肝臓病の発症例です。

  • 体力の衰えた老犬に毎年ワクチンを摂取していた。
  • ノミ取り用の薬液を滴下した。
  • 塩化ビニール床を酸素系洗剤で拭き掃除した。

このような出来事がきっかけ(心当たり)となり

肝臓に異常をきたしたわんちゃんもいます。

これらが確実な原因と断定できるものではありません。

あくまで参考と捉えてください

ですが、わんちゃんに良かれと思ってやったことでも

悪影響になる場合があるので薬品関係は使用前に

医師に相談するかできるだけ使用を控えるよう注意してください。

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