老犬の花のひび割れに有効な保湿対策

病気・体のトラブル

老犬の乾燥鼻のポロポロ対策!ひび割れにワセリンよりオススメの保湿法は?

2020年4月14日

犬は人間と同様に老化とともに肌が乾燥します。

 

老化による乾燥で気になるのが鼻の乾燥です。

 

水分が減少するだけでなく、

ひどい場合はひび割れや出血も。

 

角質がめくれ上がって取れそうになっている様子は

見ていても痛々しいですよね…。

 

老犬の鼻の乾燥はごく自然な老化現象ですが、

放おっておくと厄介な場合もあります。

 

犬の体に負担をかけない方法で、

日頃の鼻の乾燥ケアを行っていきましょう。

 

愛犬の鼻がカサカサでひび割れも!老犬の鼻の保湿ケアで大切なこと

老犬の花のひび割れに有効な保湿対策

どうして犬の鼻は湿っているの?

犬の鼻の乾燥の話に入る前に、

そもそも健康な犬の鼻が湿っている理由とはなんでしょう?

 

犬の鼻を濡らしているのは

鼻の奥の外側鼻腺から分泌される分泌液で、

涙や汗と同じような成分なのだそうです。

 

もしくは犬自身が鼻先を舐めて

湿らせることもあります。

 

ではなぜ犬の鼻が湿っている必要があるのか?

それには2つの理由があります。

 

一つは匂いに敏感に反応するため。

そしてもう一つが体温調節のためです。

 

元気に活動している犬の鼻が湿っているのは

ニオイを嗅いで周囲の状況を把握したり、

運動によって体内にこもった熱を放出させる必要があるからなんですね。

 

つまり犬は鼻を湿らせることで

元気を維持しているというわけです。

 

鼻が乾いている老犬は元気じゃないの?

犬の鼻の湿り具合は健康のバロメーターといえます。

 

しかし、鼻が乾いているからといって

その犬の健康状態が悪いというわけではありません。

 

例えば若くて元気な犬でも

睡眠中など体を動かしていない時や

一つのことに集中している場合は

鼻が乾いていることがよくあります。

 

また老犬については

鼻の乾燥はごく当たり前の老化現象の一つです。

 

鼻が乾いていることが

健康問題に直結するわけではありませんから

神経質になりすぎず、

鼻以外の体の変化と合わせて冷静に体調観察を行いましょう。

 

元気であれば鼻の乾燥を放っておいても大丈夫?

鼻が乾いた老犬は病気なの?

年齢とともに犬の肌は乾燥しやすくなり、

鼻も乾いてきます。

 

ですから老犬の鼻の乾燥を

過度に心配することはありません。

 

とはいえ、乾燥を放置するよりは

こまめにケアしてあげることをおすすめします。

 

なぜなら、もし乾燥が悪化し

鼻のひび割れから出血するようになれば

その傷口から雑菌が入り

別の皮膚トラブルを招く恐れがあるからです。

 

老犬の鼻を保湿したからといって、

若い頃のような鼻の機能を取り戻せる訳ではありません。

 

ですが、乾燥を悪化させないことが

健康維持に役立つということも頭に入れておきましょう。

 

身近な道具でできる!老犬の鼻の保湿ケア方法

犬の鼻の乾燥を防ぐアイテム

白色ワセリンで保湿

鼻の乾燥に有効なのは

白色ワセリンを塗る方法です。

 

白色ワセリン(ワセリン)とは

石油を精製して作られた保湿剤です。

 

人間の赤ちゃんの保湿剤として

処方されるほど、危険性の少ない保湿剤で

犬の体にも負担なく使用することができます。

 

白色ワセリンはご近所のドラッグストアでも

安価(数百円)に入手できますよ。

(ベビーコーナーなどでよく見かけます)

 

白色ワセリンは保護膜のような効果があり

水分を逃しにくいでけでなく、

ひび割れて出血した部分の乾燥を防ぐことで

痛みも軽減してくれるすぐれものです。

 

白色ワセリンだけで効果がない場合は?

白色ワセリンだけで効果が感じられない場合は、

潤いを与える保湿剤を併用することをおすすめします。

 

ワセリンは水分を逃さない効果がありますが、

潤いを与えるものではありません。

 

そこで保湿成分をプラスして潤いを与え、

上からワセリンで蓋をすれば

保湿効果が格段に高まります。

 

オススメしたいのが犬用の保湿クリームです。

 

人間用のものに関しては、

例えばホホバオイルや蜜蝋など

天然成分だけで作られたものならOKですが、

一般的な保湿クリームは

舐めることを想定していないのでオススメできません。

 

犬用の保湿クリームは、

皮膚を保湿するさっぱりとしたローションタイプより

肉球なども保護できるしっかり保湿するものを選びましょう。

 

ちなみに私が気に入っているのは

ペットポストのSnout Balmという

肉球と鼻用の保湿剤です。

(買えるのはAmazonだけかも?)

 

もともとホホバオイルを利用していたのですが

うちの場合は大きな効果がなく、

ホホバオイルや蜜蝋にココナッツオイルなど

いわゆる犬の保湿に有効と言われる成分”全部入り”

コチラを使ってみたところ、随分と乾燥が改善されました。

 

他社の製品と比べると容量比ではコスパが良いですし、

なにより繰り出し式の容器が便利で、密かに相当気に入っています。

 

⇒老犬の肉球の乾燥やヒビ割れをケアする方法

 

水分補給で体の中から保湿を

水分摂取で皮膚の乾燥予防

体の内側から保湿することも大切です。

 

高齢犬は水分の摂取量が減っていくため

肌が乾燥していきます。

 

自ら進んで水分を摂取しない場合は

飼い主さんが水分を与えるように心がけましょう。

 

水だけでは飲まないという場合は

フードにスープなどの水分を混ぜたり、

ウエットフードを与えるのもいいですね。

 

体内の水分が減ると、

ひどい場合は脱水症状を起こすこともあります。

 

老犬の水分摂取は皮膚を潤すだけでなく

全身の健康維持にも大切です。

 

⇒高齢犬の命に関わる?!意外と知らない水分補給が必要な理由

 

室内の湿度もお手軽に管理

湿度の低い環境で過ごしていれば

必然的に皮膚は乾燥しますよね。

 

特に冬や夏などエアコンを使う季節は

気づかないうちに室内がカラカラに乾いている場合があるので要注意です。

 

室内の乾燥は

濡らしたバスタオルを吊るすだけでも対策できます。

 

常時30~40%の湿度をキープできるよう心がけましょう。

 

高齢犬にふさわしい効率的な栄養摂取を

高齢犬の鼻の乾燥を防ぐ保湿対策

高齢犬になると代謝が落ちてしまいます。

 

代謝が衰えることはあらゆる老化現象の引き金なんです。

 

高齢犬になると食事量も減り

食欲も低下してしまうことも珍しくありません。

 

そこで肝心なのが食べ物です。

 

効率よく、バランスよく栄養を補えるフードは

体を内側から元気にしてくれます。

 

あなたの愛犬のフードは

少量でも効率良く栄養吸収ができていますか?

 

シニア用ドッグフードと言っても千差万別で、

意外と穀物と添加物に頼ったフードが多いのも事実です。

 

これを機に食事の見直しを行ってみるのも

アンチエイジングの手助けとなるかもしれませんね。

 

⇒代謝改善にはまず食べる!食欲不振の多くの老犬を救ったご飯「ブッチ」とは?

 

鼻の乾燥が悪化しボロボロになったら角化症などの病気の場合も

以上のような乾燥対策を行ってもなお

鼻の乾燥が悪化し、ひび割れから出血したり

皮膚がめくれるような場合は

角化症などの皮膚疾患の可能性もあります。

 

皮膚疾患の場合は鼻の異常以外にも

皮膚に痒みが現れたりフケが増えたりと

体全体に症状が現れることがあります。

 

皮膚疾患は直接的に寿命に関わりませんが、

皮膚の機能が低下することで

感染症など他の病気のキッカケとなったり

体のかゆみがストレスとなり精神に負担を与えますから

病院で適切な治療を行ってください。

 

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