犬用おもちゃ(ロープ)

長寿のための生活習慣

好奇心が低下したシニア犬・老犬が喜ぶおもちゃのオススメは?

2019年2月1日

シニア犬は子犬や若い成犬と比べて

おもちゃへの興味関心が薄くなります。

 

しかし、おもちゃは運動不足解消や

ストレス発散に有効なツールです。

⇒老犬が抱えるストレスの原因5つと解消方法

 

「健康のためにシニアの愛犬にも

おもちゃ遊びを楽しんで欲しい」

飼い主としてはそう願うところです。

 

というわけでシニア犬にオススメのおもちゃについて

お話したいと思います。

 

シニア犬にオススメのおもちゃの条件とは?

犬用おもちゃ(ロープ)

シニア犬と若い犬とでは

運動能力も体も大きく異なります。

 

おもちゃ選びも、

シニア犬の体質に合わせて行いましょう。

 

歯に負担をかけないものを

シニア犬になると歯や顎の力が弱くなるので

硬いおもちゃは避けましょう。

 

その上で歯垢を落とせるような

歯が食い込むものやいびつな形状のものは

歯周病対策にもなり一石二鳥です。

 

例えばロープやぬいぐるみは

適度に歯に食い込むのでおすすめです。

 

歯周病等で歯のグラつきが気になるのであれば

ツルッとした柔らかめのボールなら

噛もうとしても歯が逃げていくので

負担が少ないでしょう。

 

 

おもちゃで”遊ぶ動機”を作ってあげる

おねだりする犬

またシニア犬は若い犬とちがって、

無条件におもちゃを追いかけることは

少なくなります。

 

そこでおもちゃに興味を持ってもらうために

大事なのは遊ぶ動機(メリット)を持たせることです。

 

例えばどんなおもちゃでも良いのですが、

必ず飼い主と一緒に遊ぶようにすると

「おもちゃ=飼い主と触れ合える道具」

という認識が作られ、

おもちゃ遊びの動機ができますね。

 

それが効果ないのであれば「餌で釣る」のも方法。

 

例えばコングというおもちゃ

おもちゃの中におやつ(ドッグフード)を

仕掛けられるようになっています。

 

食べることが大好きなわんちゃんなら

食いつかないはずのないおもちゃです。

 

このコングは少し頭を使わないと

おやつをゲットできない作りになっているので

体の運動はもちろん、老犬の認知症予防にも効果的ですよ。

 

シニア犬のおもちゃ遊びで注意すること

歯磨きおもちゃイメージ

わんちゃんがひとり遊びをする際は

誤飲がないように目の届く範囲で

遊ばせましょう。

 

飼い主さんと一緒に遊ぶ場合、

おもちゃの取り合いゲームなどは

強く引っ張ると歯に悪いので

力加減を調節してください。

 

また、おもちゃを投げて取ってこさせる遊びは

わんちゃんが夢中になって急発進、急停止すると

足腰に負担をかけてしまいます。

 

おもちゃを投げる際は必ず「待て」をかけて

どこに落ちたか確認させてから取りに行かせましょう。

 

ガムはおもちゃにしても良いの?

歯磨きガムイメージ

骨ガムや歯磨きガムはおやつになるので

シニア犬も大好きです。

 

ガムを噛むことでストレス解消にもなるので

気晴らしおもちゃとしては有効かもしれません。

 

しかし、ガムにはおもちゃ以上の役割があるので

賢く使っていただきたいなと思います。

 

ガムの役割とは、ご存知かもしれませんが

ずばり口腔ケアです。

 

このガムでの口腔ケアはおもちゃのように

犬に、どうぞっと与えただけでは

上手くはできません。

 

犬の好きなようにかませると

口腔ケアの効率が悪くなるだけでなく、

無理に噛んで歯を痛めたり、

誤飲して窒息というリスクもあるので

あまりおすすめできません。

 

ガムの上手な使い方は、飼い主が手に持ち

汚れている箇所にあてがうように噛ませるのが

ポイントです。

詳細は⇒シニア犬の歯周病を防ぐ歯磨きガムの与え方は?

 

このようにガムはおもちゃというより

口腔ケアの習慣として取り入れる方がおすすめです。

 

おもちゃは絶対に必要ではない

飼い主が大好きな犬

愛犬の健康維持のために

どうにかしておもちゃ遊びをして欲しい

と願う飼い主さんもおられると思います。

 

しかし、おもちゃは絶対に必要ではありません。

 

犬の性格はそれぞれなので、

おもちゃで楽しめる子もいれば、

どんなおもちゃにも興味を持たない子がいて当然です。

 

そんな子たちの中にも

とにかく飼い主と一緒に遊べれば満たされる

という子もいるでしょうし、

お散歩が大好きな子、一家団欒でのんびりしたい子

などいろいろな趣向があるわけですよね。

 

犬自身が満足であれば

それぞれの個性に合わせて過ごすことが一番大切です。

 

しかし、のんびり屋さんや足が衰えはじめた子の場合

散歩だけでは運動不足が気になりますよね。

 

それなら、おもちゃを使わずに飼い主と楽しめる

室内遊びを取り入れてはいかがでしょうか?

⇒筋トレにもなる室内遊びの方法はこちら

 

例えば

  • おいでおいでをして来たらスキンシップ、を繰り返す。
  • 柔らかい毛布や不安定なマットの上でお手をして筋力強化
  • ドッグフードを室内に隠して探させる

こういった遊びでも運動になりますよ。

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