高齢犬に生肉やローフード(生食)を与えても大丈夫?

2年前、愛犬の食欲が低下した時期がありました。

原因は夏バテだったようで、

ふだんはドッグフードの匂いに敏感な愛犬が

ほとんど興味を見せなくなっていました。

そんななか最も反応したのが生肉の匂いでした。

食欲が出るなら食べさせたいのが親心。

ですが、シニア犬にさしかかる年齢の愛犬に

生肉を与えることには不安もあったので

ネットの某お悩み相談サイトを見たところ

「消化に悪い」「病気になる」など

案の定ネガティブな意見が目立っていました。

しかし、そこでふと疑問に思ったのです。

肉食動物は動物園でさえ生肉が主食なのに

犬だけ生肉が食べられない(食べさせない)のは

おかしくないか?

そう思い、生肉(生食)について調べると

意外な事実が判明したので、

ここに情報を共有したいと思います。

高齢犬に生肉やローフード(生食)を与えても大丈夫?

高齢犬に生肉や生食(ローフード)は安全?

「生肉は犬の体に悪い」は嘘だった!

早速、結論から申しますと、

犬に生肉や生食(ローフード)を与えてはいけない

というのは実はです。

突然ですが、犬(人間も)が最も体力を使う

行動って何かご存知ですか?

走り回る運動ではありません。

長時間の睡眠でもありません。

実は、食事の消化が最も体力を使う行動なんです。

つまり体力が減り、運動量も減った高齢犬でも

一番体力を要する消化は避けて通れません。

そこで注目を集めているのが生食です。

生食は犬にとって最も消化に負担をかけないと言われています。

ただでさえ体力のない高齢犬ですが、

消化に多くのエネルギーを費やすことで、

体力の温存や免疫力の向上など、

他の目的に使うべきエネルギーが少なくなります。

するとどうでしょう、

エネルギーの低下→運動量の低下→

食事量の低下→生産されるエネルギーの低下…

という、無限の負のスパイラルに陥ってしまいます。

そうならないために、

高齢犬には消化効率のいい食事が大切なんです。

そういう意味で、生食は高齢犬にも

おすすめしたい食事スタイルです。

ローフードは太らないって本当?

生肉、生食は太らない?

生食(ローフード)には

たっぷりの動物性タンパク質が含まれます。

一方、多くの市販ドッグフードの主原料である

穀物の割合がゼロ(もしくは少ない)のため

糖質も少なく、太りにくいと言われています。

「バーフダイエット」という生食の

犬のダイエットフードもあります。

※バーフとは”生物学的に適正な生食”という

意味の英文の頭文字を合わせた造語です。

注意!生食=生肉ではありません

よく誤解されがちなのが、

生食が犬に良いからといって、

お肉ばかり食べさせようとすること。

生肉も生食の一種ですが、

生肉と生食は意味合いが異なります。

ではそれぞれの特徴を見ていきましょう。

生肉ばかり与えて安心してはダメ

生肉ばかりあげるのはダメ

生食と聞いてまず思い浮かべるのは

生肉ではないでしょうか?

しかし、生肉ばかりを食べさせていては

栄養が偏ってしまいます。

犬の先祖は獲物の生肉や骨、内蔵など

あらゆる部位を食べることで、

必要な栄養バランスを補ってきました。

たとえば、骨にはカルシウムやミネラル、

内蔵には獲物(草食動物)の内蔵に含まれる

発酵野菜などの栄養が詰まっています。

もし生肉ばかりを与えていたら、

これらの栄養分は摂取できませんよね?

もし、生肉を取り入れる場合は、

他の栄養食材も混ぜて与えましょう。

一番確実な方法は、

栄養バランスの取れたドッグフードに

トッピングすることです。

栄養をバランス良く摂取できるものこそ正しいローフード

総合栄養食としてのローフードは

生肉を中心に内蔵や骨、発酵野菜などを配合した

生食のことです。

これは犬の古来からの食生活に

とても似ているので、

犬に本来必要な栄養がバランスよく補えるんです。

ではなぜローフードが、

市場ではあまり普及していないのでしょうか?

それは生食=お腹に負担をかけるという

人間の体のイメージが強いから、ということも

あるでしょう。

しかし、一番の問題はコストではないかと思います。

ローフードを毎日続けるとしたら

ドラフードの数倍~数十倍の費用がかかってしまいます。

また、冷凍保存や保存日数に気を使う、

冷凍の場合は解凍という手間がかかるというのも

原因かもしれません。

ですが、「手作りごはんにしたいけれど、

どんな栄養を与えたらいいか分からない」

という場合にはオススメのフードです。

また、ドライフード派のわんちゃんでも

時々生食を与えてあげると

気分も変わりますし、きっと喜びますよ。

高齢犬が生食を食べるときの注意点

高齢犬に生肉を与える正しい方法

高齢犬に限らずですが、

生食を与える際は、

鮮度のいいものに限定してください。

鮮度のレベルは、犬よりも消化器官の弱い人間が

食あたりを起こさないレベルが望ましいです。

具体的にはスーパーやネットなどで

生食用として売られているお肉にしてください。

(豚肉はNGです。)

⇒犬が絶対に食べてはいけない”毒食品”と症状は?

そして体力が低下しつつある高齢犬は

大きなお肉のかたまりを消化するのも

負担になりますので、

細かく刻んで与えるようにしましょう。

とくに顎の力が弱っている老犬の場合は

ミンチ状にたたくといいですね。

また生食に慣れていないと

少量でもお腹を壊す場合がありますので

生食を始めるときは、ごく少量から

少しずつ量を増やしていきましょう。

⇒シニア犬に負担をかけない餌替えの正しい方法は?

でもやっぱり生食は不安ですか?

生肉を与えるのが不安な人への解決策

生まれつき消化器官の弱いわんちゃんや

高齢のわんちゃんに生食はやはり抵抗ある、

そう感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

もしくは、生食を試してみたものの

ウチの子には合わなかったっという方も

おられるかもしれませんね。

そんな時の強い味方が、

生食の栄養に近づけたドライフードです。

素材の鮮度にこだわったドッグフードは

数多くありますが、私のイチオシは

オリジンのシニア用ドッグフードです。

オリジンシニアは

原料に人間が食べれる鮮度の生の肉や魚が

含まれています。

しかも原材料のなんと85%が

肉や魚の動物性タンパク質なんです。

少し多いと思われるかもしれませんが、

この割合こそ、野生本来の食生活に近いんです。

そして残り15%のなかには

天然由来の野菜やハーブ、乳酸菌などが含まれ

ドライフードなのにもかかわらず、

生食と同様の栄養を補うことができます。

ここまで忠実に生食に近づけたドライフードは

日本で手に入る商品のなかではオリジンだけです。

⇒オリジンシニアをお得に入手する方法

ドライフードの中では高価な部類ですが、

生食よりもかなり経済的なので

毎日続けるのことを考えたら本当におすすめします。

生肉の食べ過ぎでアレルギーになる心配は?

生肉、生食はアレルギーの原因になる?

動物の肉にアレルギーを起こす犬も多いため

生肉を与えることに不安を感じる方も

いらっしゃるかもしれませんね。

生肉をたくさん食べると

必ず食物アレルギーになるわけではありませんが、

可能性はゼロではありません。

肉のアレルギーにならないようにするためには

毎回同じ肉ばかり与えないことがポイントです。

数種類の動物の肉をローテーションで与えると

アレルギーのリスクは軽減されますよ。

しかし、すでに何らかの動物の肉アレルギーの場合は

その肉は決して与えないようにしてください。

他の肉とローテーションしたからといって

アレルギー症状が軽減されるわけではないので

ご注意くださいね。

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