高齢犬を安全に飼うための部屋づくりのポイント6つ

犬も高齢になると、今まで当たり前だった生活に

不便を感じるようになります。

肉体の衰えによって、できないことや

危険なことが増えていくからです。

愛犬の衰えを感じ出したら、

飼育環境の見直しを行いましょう。

こんな様子が現れれば室内環境の見直しを

高齢ボーダーコリー

愛犬に老化現象が見受けられるようになったら

(室内犬の場合)室内の環境を見直す時期です。

例えば

  • 散歩の距離が短くなってきた(以前より楽しそうでない)
  • お昼寝の時間が増えた
  • 歩行中にバランスを崩す
  • 立っているとき腰が落ちるような姿勢

このような様子があれば

足腰が衰えはじめた証拠です。

足腰が衰えると、今まで快適に過ごしていた環境でさえ

生活しづらくなることがあります。

以下にご紹介するポイントを、

愛犬の健康状態に合わせて取り入れてみてください。

高齢犬に負担を掛けない部屋づくり

①床材にはクッション性を。ジョイントマットが一番便利!

ジョイントマット

犬の足は滑りやすいのでフローリングや畳の上に

敷物をされているご家庭も多いかと思います。

爪の引っ掛かりを防ぐためにもカーペットなどの

起毛性のある素材を避けるほうが無難です。

そこで床材の中でも最もおすすめなのがジョイントマット

ホームセンターや家具店でも比較的安価に入手できますし、

100均でも購入できます。

ジョイントマットの何が便利なのかと言うと、タイル式なので

汚れた部分だけとり外して掃除できるということです。

老犬になって体の自由が効かなくなったり、

認知症が始まると、トイレでの排泄が難しくなっていきます。

部屋のあちこちで粗相をしてしまう場合もあるんですね。

ジョイントマットなら汚れている部分だけ外して、

しかも水で洗えるしすぐに乾く素材なので

衛生管理がとても楽です。

また部屋のレイアウトに沿ってカットすることもできるので

隙間なく敷き詰められるのもメリットです。

カラフルなデザインは苦手という方でも抵抗ない

木目調のものもありますよ。

②角にはクッションでケガ防止

足腰が弱くなると、ふとしたことで

バランスを崩したり、パタッと倒れることもあるので

コーナーガードを取り付けてケガを防止しましょう。

柱や扉のかどや家具家電の角、椅子の脚など

ぶつかりそうな硬い場所に取り付けてください。

100均などでも、安全対策のコーナーガードが

売られていますし、ぶつかって痛くない素材なら

緩衝材や発泡スチロールなど家にある素材でも

代用できます。

③段差にはステップやスロープを設置

ソファーや玄関や階段の段差の乗り降りも

困難になりケガの原因になりえます。

それに登れないという現実を受け入れることは

犬にとってもストレスの原因にもなります。

⇒老犬が抱えるストレスの原因5つと解消方法

安全面を考えると段差になるようなものは

なるべく排除したいところですが、

そう簡単に排除できませんよね。

このような場合は段差にステップを設置して

これまでと同じような生活ができるように対応しましょう。

しかし、以前の感覚でぴょんと飛び降りたら

体が支えきれなくて転倒するといった危険性もあるので

段差の乗り降りの際には目を離さず、

ステップを使うように促してあげましょう。

また足腰の老化が進んでいくと、大きな段差だけでなく

間仕切りのような小さな段差も怪我の元となりますから

スロープを設置することをおすすめします。

例えばベニア板や重ねたダンボールに滑り止めを貼ったり、

使い古しのタオルを重ねたりするだけでも簡易スロープは作れますよ。

④隙間は完全に埋める

老犬

これは認知症傾向が見られるワンちゃんへの対策です。

もし室内を目的なく歩き回っていたり、

同じ場所をぐるぐる回っていたり、

深夜に家の中を歩き回るようになったり

という行動が見られる場合は認知症の可能性があります。

また、夜に吠えるようになった(夜鳴き)場合も

認知症かもしれません。

⇒老犬の夜鳴きはなぜ起こる?有効な対策は?

認知症の場合、空間認知力や判断力が衰えるので

家具と壁の隙間に入り込んだり、柱の出っ張りにぶつかると

回避できなくなり身動きが取れなくなります。

飼い主の留守中にこのような状態になると何時間も

同じ場所から動くことが出来ず、行き倒れて

衰弱していたというケースも珍しくありません。

このような事故を防ぐためにも、

室内の隙間(体が入りそうな空間)や

出っ張りを徹底的に塞ぎましょう。

見落としがちなのはソファーや椅子、

テーブルなど下にある隙間です。

潜り込まないようにものを詰めておくことをおすすめします。

またはワンちゃんがある程度の広さの

サークルを用意するのも方法の一つです。

認知症のワンちゃんは徘徊をする習性があるので

ある程度の広さが必要ですが、サークルだと

予想外の行動が制限されるのでお留守番も安心ですよね。

ただしサークルも金属のような硬い素材だと

ぶつかってケガをする恐れがあるので、

クッションを取り付ける、柔らかいサークルにする

といった対策は行ってください。

⑤モノは必要最低限に

家具は必要最低限に

わんちゃんの生活スペースにある家具やモノは

必要最低限にしましょう。

モノが多いだけ、ケガや事故のリスクは高まります。

それにモノが少ない方がワンちゃんの行動範囲も

広くなるので運動量が増えます。

コーナーガードや隙間防止対策もモノが少ないほうが簡単です。

⑥室温管理を徹底する

犬も年老いて代謝が落ちてくると、体温管理が苦手になります。

⇒シニア犬の代謝を上げるために今日から実践できる方法

例えば人間にとって快適な温度のエアコンでも

ワンちゃんの体は冷えるという場合もあるので

夏でも冬でも体温調節のためにさっと掛けてあげられる

毛布やタオルケットなどを用意しておきましょう。

また、直射日光を浴びると体に熱がこもる場合もあるので

季節を問わず、お休みスペースは

窓際を避けて設置しましょう。

寒い夜にクレートやケージの中で寝る場合は

外側を毛布などで覆ってあげると防寒になります。

これらの対策に加えて、こまめな体温・体調チェックと

水分摂取を心がけてくださいね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする